何で便秘は女性に多いのか？
便秘の症状は男性より女性の方が圧倒的に多いですよね。実は、日本人女性の約半数以上に便秘の症状がみられると言われています。
では何で便秘症が女性に多いのか？
それは、身体的理由により、男性より女性は腹筋が弱いため、大腸が便を送り出す力が弱いとか、無理なダイエットによる食物繊維や水分不足、または脂肪分を減らすことで、ぜん動運動などにも影響が及び、便が硬くなり排出されにくくなる等があります。
また便秘は精神的な理由も大きいのです。例えば、忙しさのためにトイレを我慢したり、旅行などの環境変化によるストレスの影響も受けやすいのです。
その他にもホルモン作用による便秘も原因の一つです。女性ホルモンのひとつ「黄体ホルモン」が、身体に水分や塩分をためこむように指示を出し、大腸の腸壁から便の水分が吸収されてしまい、便が硬くなる場合もあります。
「黄体ホルモン」は、妊娠したときに子宮筋の収縮を抑制（流産させないため）する働きもあり、それが腸にも影響してぜん動運動を低下させます。だから、黄体ホルモンが多く分泌される月経の前や妊娠初期には便秘になりやすいのです。